アサヒグループ食品は、ベビーフードの煮物に、製造ラインで使用している樹脂製の部品の一部が混入したとして、この煮物が含まれる商品9万5000個余りを自主回収すると発表しました。これまでのところ健康被害についての連絡はないとしています。
週明けの20日の東京外国為替市場、円相場は小幅な値動きでした。
「われわれは“打倒テスラ”を合言葉にやっている」都内のスタートアップ企業が取り組んでいるのは「SDV」と呼ばれる車の開発。まるでスマートフォンのように、ソフトウエアの書き換えで車の性能を更新できる、次世代の車です。アメリカのテスラや中国のメーカーが先行してきた分野で、日本の自動車産業の生き残りに向けて、政府がまとめた新たな戦略案の内容とは?
「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本法人に対し、アメリカの投資ファンド、「カーライル・グループ」がTOB=株式の公開買い付けを実施すると発表しました。現在は、大手商社の三菱商事が筆頭株主として株式の35%余りを保有していますが、ファンドはこの持ち分を含め、最終的に完全子会社化したうえで上場を廃止する方針です。
損害保険大手の「東京海上ホールディングス」は、損保各社が企業向け保険の保険料を事前に調整していた問題で、原因の1つと指摘された「政策保有株」を将来的にゼロとするため、今年度から売却を加速させる方針を明らかにしました。
ことしの春闘での大手企業の賃上げ率は5.58%となり、去年を1.6ポイント余り上回りました。調査を行った経団連では、賃上げ率が5%台となるのは1991年以来だとしています。
20日の債券市場では午前の取り引きで長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが上昇して0.975%をつけました。これは、2013年5月以来、およそ11年ぶりの高い水準です。日銀が金融政策の正常化を早めるとの見方が出ていることに加え、先週末のニューヨーク市場でアメリカの長期金利が上昇したことで、日本の国債を売る動きが強まり、長期金利が上昇しています。