裁判員制度開始を機に急増した捜査段階の精神鑑定についてNHKが調べたところ、5年前に判決が言い渡された長野県内の窃盗事件の裁判で証拠として提出された精神鑑定書が一度も面接せずに作成されていました。この鑑定書は判決で「信用性は低い」と指摘されていて、鑑定した医師は「鑑定の依頼が1.5倍ほどに増える中で起きた業務過多などに伴うミスだ」と話しています。