円安が突き抜けて加速しています。6月28日の外国為替市場では1ドル=161円台まで値下がりし、およそ37年半ぶりの円安水準をつけました。通貨安による物価高で家計の負担が増すなか、マーケットの関心事項は日銀が利上げに動くかどうかです。さすがの行き過ぎた円安に、対応を検討しているはずだとの見方もある一方、日銀は過去に3つのトラウマを抱えていて、慎重にならざるをえないとの見方もあります。(国際部デスク 豊永博隆)