イギリスの中央銀行、イングランド銀行は21日、政策金利を現在の5.25%のまま据え置くと発表しました。金利の据え置きは去年9月以降、5回連続となります。イギリスでは2月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて3.4%の上昇と、伸び率は前の月から縮小しています。ただ、2%の物価目標は上回っていることから、イングランド銀行としては高い金利の水準を維持しながら経済への影響を見極めつつ利下げを行う時期を慎重に検討していくものとみられます。
能登半島地震で被災した企業の再建に向けて、経済産業省と被災地域の経済団体とのオンライン会議が開かれ、被災企業が国の支援策を活用しやすいよう、国と商工会などとの間で企業が抱える課題や解決に向けた先行事例を共有し、連携を強化していくことになりました。
JOC=日本オリンピック委員会は、21日に都内で理事会を開き、ことし7月に開幕するパリオリンピックで、これまで伝統的に設けてきた日本選手団の「主将」を廃止することを決めました。
横浜市の視覚障害のある夫婦が、自宅を訪れた警察官から職務質問を受けた際「部屋の中まで無断で入られた」などとして賠償を求めた裁判で、横浜地方裁判所は警察官は夫婦に視覚障害があることを認識していたとしたうえで「人数などを伝え、部屋のどの場所まで立ち入っていいかを確認すべきだった」と指摘し、神奈川県に賠償を命じる判決を言い渡しました。
21日は、国連が定めた「世界ダウン症の日」です。ダウン症の人やその家族への理解を深めてもらおうと、東京都庁など、各地の建物でライトアップが行われました。
東京電力福島第一原子力発電所で、メルトダウンを起こした1号機の原子炉の真下のエリアを初めてドローンで撮影した動画が公開されました。「核燃料デブリ」の可能性がある物体や、事故の前は原子炉の底に付いていた機器が複数落ちてきている様子が確認され、東京電力は「損傷の範囲はかなり広い」と分析しています。
岸田総理大臣は、インドネシアの大統領選挙で当選したプラボウォ国防相と電話会談を行い、祝意を伝えるとともに、両国関係のさらなる強化に向けて幅広い分野で協力を推進していくことなどで一致しました。
野球の日本代表の井端弘和監督が甲子園球場を訪れてセンバツ高校野球を視察し「選手たちのレベルは毎年、上がっている。どれだけ伸びるか楽しみにしたい」と選手たちの成長に期待を寄せました。
岐阜県各務原市の「東海中央病院」は、同じ外科医から肝臓がんの手術を受けた患者3人が死亡する医療事故があったと公表しました。この医師は去年退職していて、病院は今後、難易度が高い手術を原則、取りやめるとしています。
自民党京都府連が、国政選挙の候補者が代表を務める選挙区支部から資金を集めて、地方議員の政治団体に支出していたことは公職選挙法違反の買収の疑いがあるとして、弁護士グループから告発された議員などについて、検察は21日に、いずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
能登半島地震のあと、石川県輪島市から白山市に集団で避難している中学生たちが22日に地元へ戻るのを前に、生徒たちを激励するお別れ会が開かれました。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、野党側は21日、衆議院予算委員会の理事懇談会で、安倍派の幹部ら6人の証人喚問を行うよう申し入れました。これに対し自民党は、安倍派幹部はすでに政治倫理審査会で説明しており、慎重に対応すべきだと主張しました。
陸上自衛隊は21日、沖縄県の与那国島に「電子戦部隊」を移駐させるなど、県内2か所に新たな部隊を追加配備しました。
中国有数の桜の名所となっている江蘇省無錫にある公園で、植樹を続けている日本人の団体の有志らが5年ぶりに日本から訪れ、21日桜の木を植樹しました。
オリンピックの新競技、ブレイキンでパリ大会出場を目指す選手などの合宿が公開され、すでに代表に内定しているダンサーネーム、Shigekixの半井重幸選手は「オリンピック当日にピークを持っていけるように逆算して過ごして、自分が楽しむことを大事にしてやっていきたい」と開幕まで4か月余りとなった本番を見据えました。
21日の東京外国為替市場は、日銀が金融政策の転換後も追加の利上げを急がない方針を示していることが意識され、1ドル=151円台前半まで円安が進みました。
「しんどい時に人間の素が出る」大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は、このことばを大切にしてきました。甲子園で積み重ねた勝利数は「67」、歴代最多まであと1勝です。大舞台でのプレッシャーや逆境の数々を乗り越えてきた指揮官のことばは、いまも教え子の心の支えとなっています。
4月、日本、アメリカ、フィリピンの首脳会談が行われるのを前に、3か国の外務次官による協議が東京で行われ、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、首脳会談を通じて安全保障分野などで協力を推進していくことで一致しました。
大相撲春場所は12日目、新入幕の尊富士が大関 豊昇龍に敗れて初黒星を喫し、初日からの連勝が「11」で止まりました。
来日したアメリカのキャンベル国務副長官は、4月に岸田総理大臣のアメリカ訪問にあわせて予定されているアメリカ、日本、フィリピンの3か国の首脳会談の意義を強調したうえで、会談の定例化についても協議するという見通しを示しました。