為替市場で加速する円安。日銀が17年ぶりの利上げに踏み出したにもかかわらず、3月27日には1ドル=152円台に迫り、1990年7月以来、33年8か月ぶりの円安ドル高水準となった。なぜ、“利上げ”と同時に“円安”なのか。背景を探ると、日銀のジレンマとも言える状況が見えてきた。(経済部記者 西園興起)